「仲間」

 「人間 人間 ひとのあいだ あんたが居ないと 生きられん」

 

 人は一人では生きられませんね。この文字を作った人に感心してしまいます。

 私は今九人家族で暮らしています。

 音楽の仲間がいます。仏教音楽である御詠歌の生徒さんがいます。

 ボランティアの仲間がいます。多くの檀家の皆様に囲まれて暮らしています。

 観光においでになり私の法話を聞いて下さる方々もいらっしゃいます。

 遠くアメリカ、マレーシア、ハワイ、イタリアにも知人があります。

 そして、言いたい事をズケズケと言える友達。

 こうして私が本を作るにも多くの皆様の協力があってこそ。そんな風に考えると私一人で成り立っているものはないに等しいのです。

 ギターを抱えてお説教はできても聞いてくださる皆様の存在があればこそここまで来れたのです。

 人の間、あいだにいればこそ私の存在があるのです。そうです。すべての人が、間をつくり、間に生かされているのです。

 

「ギター和尚のおげんき説法」 曹洞宗大悲山向陽寺住職 渡辺紀生著