妙法蓮華経法師功徳品第十九には仏滅後、法華経と受持、読誦、解説、書写する人は多くの功徳が有ると解かれております。我宗では「朝題目、夕念仏」と言い、朝の勤行は法華経を読むこと、まず自分の身を浄め、洗面を済ませ御仏壇をきれいに清掃する事、本山の比叡山では、一、掃除、二、看勤、三、学問と掃除する事を口うるさく言われました。今でも比叡山の西塔浄土院では、助番の人や律僧様は伝教大師様の墓所を塵一つ無いよう、勤めていらっしゃいます。お仏壇には、五供養(花、線香、燈明、飯、水)、霊位にはお茶を供える事が多い思います。この五供養をお供「天台宗勤行儀」の読誦を勧めております。朝は今日一日の無事を御本尊様にお祈りします。読誦するときは必ず声を出して唱えるよう申し上げております。声を出す事により本尊様に祈願する気持ちが心の底からわき出て来、それを続ける事により日常生活の生き甲斐となり、お仕事中でも、いつもお守りいただいている事を深く感じるようになります。夕は極楽浄土の本願、阿弥陀仏に後生をお願いするお参りで、若い人には西方極楽世界の阿弥陀様の事を言っても縁遠い感を受けますが、私たち日常生活をしているこの世が極楽浄土だと本尊様からの導きを頂き、感じるようになります。忙しい世の中です。交通事故を始めいろいろな災難の多い世間では本気で、おすがりする気持ちが湧いてくるよう、毎日勤行儀を読誦する事を楽しみにして頂きますとその功徳により家庭の平和、世の中の平和を祈り、天台宗が率先して取り組んでいる世界宗教者の平和の祈り、世界宗教サミットにつながる道だと信じております。まず伝教大師が唱えられた「道心」をアピールし「一隅を照らす人」をたくさん世に送り出さねばならないと決意を新たにし、天台宗開宗1200年の節目の意義と考えております。 合掌
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