天台宗九州西教区同和推進委員会

活動報告

相良寺 千田晃彰

 平成13年10月5日(金)フィールドワーク研修会実施

 北九州小倉南区北方の同和地区1587世帯は市内で最も劣悪な住環境であったが、昭和57年より平成5年までの10年間をかけ、大規模な整備事業が行われ、約286億円を賭け完成させた。

 当日は北九州市立北方市民館にてビデオを視聴し、館長より説明を受けた。

 その後、地区を観察したが、空間のある住環境、改良住宅の現代化、公園、緑地をはじめ、各施設、道路も立派に整備され行政側が住民に対しその細かな対応をしてきたことが察せられた。

 その後、地区内にある永万寺へ参拝し、住職や同和行政関係の方から話を聞いたが、住環境の改善は達成したものの、根本的な結婚、就職等の差別問題は解決しておらず、特に母子家庭の家計が苦しく、子供たちに教育を受けさせられないため、さらに就職難、結婚差別が増長することを聞き、問題の深さを痛感させられた。

 永万寺においては地域住民との関係が密接で、心の拠り所となっているのを感じることができた。

 住民の苦難を受け入れ、それをバネに飛躍してきた寺院であろうが、今では檀家も分家も含め1万件あり役僧も十数名居り地区内に各々住居を構えているという。

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