願福寺

疫病除災の為に薬師如来を奉安し創建

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御本尊

薬師瑠璃光如来

年中行事

施餓鬼会(四月中旬)

縁起

三学寺の末寺として創建されたと伝えられているが、享保年間の火災で古文書、什器等悉く焼失し詳細不明である。前記三学寺は承和(八三四~八四七)年間全国的に疫病が流行したのでその平癒祈願の為に建立されたと伝えられているので、当寺もその流れを汲み疫病除災の為に、薬師瑠璃光如来を本尊として創建されたものと考えられる。降って明治七年の大暴風雨で堂宇倒壊し、久しく放置されていたが、大正始め檀徒の切望と三学寺住職の協力によって再建され、昭和四十四年(一九六九)十二月、庫裡を移転して本堂を改築、境内地を整備し現在に至る。

交通アクセス

電車・JR長崎本線久保田駅下車。バス・祐徳バス、昭和バス徳万下車。車の場合三四号線五条を佐賀市方面へ南下約二km徳万で佐賀空港方面へ直進、Aコープ徳万店を左折・県庁前から武雄方面へ、二〇七号線徳万東を左折二つ目の橋を右折

住職の閑話

当寺は通称薬師寺で親しまれている。人々は病気平癒や安産祈願に参詣もするけれども、日常生活の中から生じる悩み、悲しむ煩悩で、人々の心は曇りがちである。その曇りをクリーンにして、生きがいを見い出すエネルギーを与えてくれる仏様の功徳があることを信じて、檀信徒に声援を送り続けていかなければ、と思う時、心の安らぐ寺院として、どのようにあったほうがいいのか、思案投げ首である。