大善寺

32.jpg 32a.jpg

御本尊

阿弥陀如来

縁起

白鳳元年(六七二)三池長者師直が玉垂宮の古跡に法相宗の僧「安泰和尚」が勧請し、左に八幡菩薩、右に住吉大明神、中央に高良玉垂大菩薩を安置し、その側に精舎を開基して『御廟院高法寺』と号したのが始まりである。延暦年中(七八二~八〇五)に天台宗となり、弘仁五年(八一四)に嵯峨天皇の勅命で殿堂、楼門、回廊などを建立し、大いに善を尽くしたという事で「大善寺」と改称した。盛時には衆徒四十五坊、社領三千町を有していたと伝えられる。貞享二年(一六八五)東叡山輪王寺の末寺となるが明治元年(一八六八)神仏判然令により廃寺となる。明治十六年(一八八三)吉山守人氏、御井寺住職甘井亮憲師と再建を図るも中途にて没す。野口に堂宇を建設する。明治二十年(一八八七)吉山健蔵氏、大善寺称号復興を図るもならず、二十三年(一八九〇)山門郡『東光寺』を御井寺派出説教所63たる当地に移す。二十五年(一八九二)知事許可ありて『東光寺』(比叡山延暦寺派)と号す。三十一年(一八九八)本堂落成して、大正十五年(一九二六)知事認可により『大善寺』と改称される。

交通アクセス

西鉄大善寺駅より北へ車で二分九州道広川ICより十分