お み く じ
「我が身凡夫は事々に臨みて決せざるところ多きものなれば、これによりて心を定め直ちに観音菩薩の御告げなりと信順し奉らば何事か決得せざらんや。くだれる世の愚かなる人は疑惑いよいよ深きならいなれば、それがために籤の利益も亦ますます深からん」
『元三大師御籤諸鈔』には、御籤についてこのように記されております。
私たちは、重大な事柄に直面した時、自分自身で考えに考え頭を悩ませたとしても、あるいは人に相談をして意見をもらったとしても、事の優劣や進退についてなかなか判断をくだせない場合があります。
本来御籤とは、そのような状況に陥った時に事の判断を観音様にお任せし、自分の進む道を決する為のものです。定められた次第に従って、御経・真言を唱えた後、一本の御籤をとって観音様の判断をお伝え申し上げます。
※病気、買い物、結婚など様々な悩み事に応じて個別に判断致します。
おみくじの創始者 慈恵大師良源
私たちに馴染みの深いおみくじは天台宗第18代座主の慈恵大師良源が最初に考案したものです。
正月三日に亡くなったことから元三大師の名で幅広く信仰されております。
比叡山内のお堂の再建や規律の制定などを行い比叡山の全盛期を築きました。
すぐれた法力の持ち主で、不動明王や鬼の姿に変化したなど数々の伝説があり、「角大師」「豆大師」「降魔大師」など様々な呼び名があります。
また、如意輪観音の化身ともいわれており、おみくじを引く前の作法では「観音経」を読んで如意輪観音の真言を唱えることになっています。

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